宮城は長距離にならないし
高速は使えないしで
最も行きたくない場所。
とりあえず新人が運転するから
寝ていくしかない。
寝ようと思っても道が悪く
思うように体が固定されず寝れない。
寝たと思うと
ジャンピングスポットで起される。
眠そうにしてるから
交代しようと言ってもがんばる様子。
国道4号をひたすら北へ走り
郡山辺りまでは道が悪かった。
しかし宮城に入ると地割れも無いし
瓦が落ちてる家も少ない。
どこが被災地なんだと思ってしまうほど。
会社の近くは牛丼屋やうどん屋も営業してないのに
早朝から普通に営業している。
街の至る所に『がんばろう宮城』
『がんばろう東北』の看板やのぼりがたっいる。
酷い場所では山に建ってる家が土砂崩れで倒れていたり
3階建ての建物の2階部分がつぶれてしまったりしている。
人は元気に行動している感じで
朝から大渋滞で10km走るのに1時間以上掛かり
環八を走ってるように思うほど。
卸し場に到着して工場の人と話をすると
担当が居ないから待ってくれと言われる。
時間の8時半になっても
後から来る車の積みや卸しをして
一向に呼ばれる気配が無い。
この場所だけじゃ無いし
聞きに行くと待ってくれと言う。
呼ばれたのは10時で
本当なら次で卸して積んで帰れる時間。
むかついたから新人にやらせ
一言もしゃべらなかった。
次の場所に行き卸し
積んでもらい出発。
せっかく宮城まで来たのだから
津波の被害を自分の目で確認しようと
仙台港方面へ向かった。
目に飛び込んできた光景は
明らかに津波で襲われたであろう場所。
ここは高速の下を通り
海のほうへ向かう入口。
地図で確認しても海から高速までは距離がある。
道路は片付き車が通れるようになっているけど
津波で流された物はまだ何も片付いていない。
海までの道を走行しながら撮影。
復旧作業の邪魔にならないよう
失礼の無い様に津波の跡地を目に焼き付けた。
まず感じた事は規模が大きい。
会社で見た津波と同じように
昨日の雨で湿った場所が多く
津波の翌日を思い出してしまった。
言える事は間違いなく
津波を確認してから逃げても間に合わない。
見渡す限り津波の跡になっている。
実際現地で確認すると
津波の被害にあった場所と
道路を挟んだ津波の無い場所では
天国と地獄。
同じサイズが家の前で着たら
間違いなく家は跡形も無くなる。
恐ろしさを再確認し体が震えた。
この土地では自衛隊が多い。
復旧作業など毎日大変だろう。
たまには助手席で携帯でもいじらないと
自分自身もおかしくなってしまうだろうな。
被災地から須賀川まで俺が運転。
津波の次は放射能。
電光掲示板には『20km以内立入禁止』とある。
普通に40kmくらいの場所に居た。
風が強くスコールもあり
当然休憩して強い風が吹き
浴びてる感はまったく無いけど当たってる。
大渋滞で5時間以上続けて走行してしまった。
1人なら明日の朝までにゆっくり帰ればいいけど
さすがに今週2回も一緒に車中泊は避けたい。
運転を交代して会社まで戻る事にした。
スコールが止み綺麗な虹がでた。
いろいろな経験をした長い1日。
やっと家に戻りゆっくり寝れるけど
明日からのゴールデンウィークは
関係なくなってしまった。



















